さて、話を元に戻します。
6月の下旬、知人の医院に行き、下痢止めの薬を処方してもらっています。このとき、痛みは横行結腸辺りだということを初めて教えられます。「横行結腸」という言葉はこのとき初めて知りました。
薬はそれなりの効果を発揮し、下痢は一端治まります。そのときは食欲がひどく落ち、下痢の変わりにガスが出やすくなっていたようです。この辺りの記憶はまったくあいまいです。

薬が終了してからの報告（知人の医者へのメール）は以下のようになっています。

僅か1ヶ月で痛みはどんどん進行していきました。後から分かるのですが、この頃既に腸に穴があいていたのだと思われます。下痢と痛みはその産物です。

急性胃腸炎の可能性ありとされ、対応の薬と痛み止めを処方してもらったのですが、痛み止めは返ってひどくなったりしてすぐ服用をやめています。
食事は普通の食事を摂ろうと苦闘していましたが、友人の医者にとがめられ、脂物をやめ消化の良いもの、卵、煮魚、野菜の煮物などにと指導を受けました。当然ですね。でも食欲が湧かないため、食べたいと思ったものを食べていたのです（それがとんかつだのチャーハンだのではしょうがないですね）。
下痢は回数が増えたり減ったり、痛みは強くなったり弱くなったり、夜寝ている間も続いています。徐々に、徐々に悪化していき、結果
「 気がついたらＷＥＳＴが１０ｃｍ近く細くなりました。ズボンがぶかぶか」
という状態になってしまいました。

そしてとうとう７月に。１月半の間痛みと下痢を抱えて生活をしていました。
この月の初め、絶食をやります。ネットで仕入れた情報（ウイルス性腸炎・急性腸炎の頁）を元に、友人の医者と相談して３日間の絶食。胃の中、腸の中を一端空にして内臓の調子を整えるという食事療法です。
ただし、その前に一つ、個人的イベントがありました。イレウスの全快時に温泉を予約しておいたのです。それが７月の始め。絶食の前に温泉へ行ってゆっくりと保養し、それから腹の中を空にしようという魂胆です。

１泊２日の温泉は不思議に効果がありました。当日はあいにく雨。晴れていてもこの身体ではどこへもいけませんでしたが。
一段楽したら早速痛む腹を抱え風呂へ。前からそうでしたが、身体を温めると楽になります。
温泉はそういう意味でとても心地よく、体が温まっている時は痛さを忘れるくらい楽になりました。痛くなりそうになると風呂に飛び込んでいました。
食事も喉を通りました。肝心の下痢は？そう、これが治まるんです、不思議ですね。
痛みも弱まり、下痢も１日２回に治まり（翌日は１回）、食欲も多少出ました。温泉は病気に対して本当に効果があるのかもしれません。
ただし、帰りの道ではもう痛みが戻ってきていました。

その後決行された３日間の絶食は無事に、というよりも相変わらずの痛みと下痢で過ぎました。食べ物はなし、ポカリスエットだけの３日間でした。
その後繊維質、乳製品を避けながら少しずつ食事を始めます。最初の２週間が大事だとか、それなりに注意して過ごしました。
以下はその直後のメールから。