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抗がん剤の副作用(R-CHOP療法のその後)
06.5.19

R-CHOP療法といえばご存知の人はご存知、関係者には有名な治療法だと思います。悪性リンパ腫治療の定番薬、抗がん剤です。

私の場合、最低単位である3クールを去年の暮れに終了しました。幸いというか、ミニマムクールで済んだわけですが、それでも今だに抗がん剤の副作用が身体の中でのさばっています。

投薬当時は吐き気を抑制する薬などを同時に投薬していましたので、耐えられないほどの副作用はありませんでした。主に手の指先の痺れ、脱毛、味覚の鈍化(口の中が常に塩味)などです
副作用としてはひどくない、そう、何かしていれば忘れている程度の症状でした。

投薬も終わり、昨年末退院して現在に至っているのですが、それでもいくつかの副作用は回復しません。
投薬前の医師の話では、
脱毛の回復は3・4ヶ月かかる」
以外には聞いていませんでした。
多分、そうひどくない症状だから何も言われなかったのでしょう。

髪の毛は3・4ヶ月で生えそろってきました。髪の毛といわず体毛といった方がいいのでしょう。手足の体毛も立派に戻っています。むしろ以前より元気な毛髪で、白髪が黒い髪に、という感じです。

問題は手足のむくみと痺れです。未だに衰える気配なし。
投薬時にはそれほど感じなかったものですから、おそらく時間がたつと出てくる症状なのでしょう。
むくみは朝起きたときが一番ひどいようで、手の甲や足の裏を見ると、ちぎれそうに膨張しています。パンクしそう! 皺がよる余地がないくらい腫れています。

痺れはこのむくみが関係しているようです。
手の場合、 指先が硬くなって痺れを通り越して痛いくらいです。実際、押すと痛みが走る。加えて指先がつるつるして、ものをつまむと落としそうな(最初の頃は本当に落とした)くらい。指紋が薄くなった気がします。

足の痺れはもっとひどい。
当初(投薬後)痺れは手の指だけでした。しかしいつの頃か(多分投薬後2ヶ月あたり)、足の痺れに気づいたときは手の痺れ以上のものになっていました。
歩くと足の裏の痺れが痛みに・・・ 
手の指もそうですが、足裏の痺れははっきり言って不快です。
特に指の付け根が痛みます。竹の足踏みを踏むと痛くてたまらない。ついついそっと足を出して歩くようになってしまいます。

決して我慢できないというような症状ではないので、仕方ないといえば仕方ないのですが・・・  毎日痺れとむくみに付きあっていると、がん治療の現状はこんなものなんだという風に思えてきます。
抗がん作用が続いているのではなく、副作用が続いているだけなのですから、まったく意味のないものです。どこかに抗がん剤を中和する薬はないのかなぁ、なんて考えてしまいます。
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